2022
06.17

発見+PLUS

おいしさの土台に「産地の力」
アサヒメロン

ホクレン農業協同組合連合会 苫小牧支所 米麦農産課 島田 薫

  • 北海道の初夏の味覚といえば「メロン」。北海道には多くのブランドメロンがあります。その中でも50年以上の歴史を持つ「アサヒメロン」。
    今回は、「アサヒメロン」について、ホクレン苫小牧支所の島田よりご説明いたします。

    ホクレン農業協同組合連合会
    苫小牧支所 米麦農産課
    島田 薫

Q.アサヒメロンについて教えて!

  • アサヒメロンは北海道の安平町追分・厚真地区で生産されている赤肉メロンです。寒暖差の大きい豊かな自然環境のもと、生産者は有機肥料を中心に最適な土壌作りを基本とし、播種〜収穫まで徹底した温度管理、摘果作業を行った中で、糖度の高いメロンが生産されています。
    出荷期間は5月上中旬〜10月下旬迄の約5カ月。厳正した共同選果を行い、糖度14度未満は出荷不可等の基準を設ける等、高品質なメロンの安定供給に努めております。

Q.収穫期が長いのはなぜ?

  • 季節に合った一番よいメロンをお届けするため、出荷時期に応じて3品種のメロンを作付けしています。メロンの種まきは、寒さが厳しい1月から早くも始まり、寒さがまだ残る2月中旬にビニールハウスへと定植します。生育期間は短く、定植してからおよそ80〜90日で収穫されます。そのため、2週間おきに種をまき、芽が出るとポットに移し、その後定植するという作業が6月ごろまで行われ、収穫期を調整しています。


    • 〇アサヒメロンの栽培スケジュール



    「産地」のおいしさ、「アサヒメロン」を食べてください!

    • 追分アサヒメロン組合の皆さん

    • アサヒメロンの歴史は長く、昭和45年に作付が開始され、令和元年には生産組合として創立50周年を迎えました。令和4年産の作付面積は24.5ha、生産者戸数は23戸+研修生2戸の25戸です。生産者は、「産地の力」を維持していくためにも、新規就農者の育成にも力を注いでおります。
      また「コロナの影響は不安ですが、消費者の皆さまへ安全安心なメロンを届けたい」という強い思いで、今年もおいしいメロン生産に取り組んでおります。皆さま、ぜひ「アサヒメロン」をお召し上がりください。

    メロンの食べ頃の見極め方

    • メロンは購入後、冷蔵庫へは入れず常温で保存してください。ツルの先端がしおれてきたら食べ頃の目安となります。ツルがほとんど干しあがる前までにお召し上がりください。また、食べ頃のメロンは冷蔵庫で2時間ほど冷やしていただくと、より一層おいしくお召し上がりいただけます。