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202306.23
個性いろいろ
ホクレン農業協同組合連合会 種苗園芸部 玉ねぎ馬鈴しょ課 佐川 洋介 ふらの農業協同組合 シレラ富良野 工場長 阿部 敦之 さん
北海道を代表する野菜、じゃがいも(馬鈴しょ)。皆さんは、馬鈴しょの品種をいくつご存じですか?北海道では、約50もの品種の馬鈴しょが作られているのですが、なぜそんなにたくさんの品種が生産されているのでしょうか? 今回は、北海道産馬鈴しょの用途について、ホクレン玉ねぎ馬鈴しょ課の佐川さんと、JAふらの・シレラ富良野の阿部さんに伺いました。
ホクレン農業協同組合連合会 種苗園芸部 玉ねぎ馬鈴しょ課 佐川 洋介 ふらの農業協同組合 シレラ富良野 工場長 阿部 敦之さん
ホクレン 佐川(左)、JAふらの 阿部さん(右)
さまざまな用途がある北海道産馬鈴しょ
北海道では、全道各地で馬鈴しょが生産されています。特にオホーツク・十勝・後志地方が大きな産地となっており、4月に植え付けが始まり、8月から10月に収穫されます。おおよそ50品種程度の馬鈴しょが作付されていますが、その用途として、スーパーの青果売場などで売られる「生食用」、ポテトチップスやポテトサラダなどに使用される「加工用」、馬鈴しょでん粉を製造するための「でん粉用」の3つに大きく分かれます。
2023年1月にリリースした「北海道産馬鈴しょでん粉」のアーカイブでは、「馬鈴しょ(じゃがいも)の用途別仕向量」などを掲載していますので、ぜひご覧ください。
個性豊かな北海道産馬鈴しょ
○馬鈴しょの用途と特性
このように、約50もの品種の馬鈴しょが北海道で生産されているのは、用途が多岐にわたっており、需要に合わせた品種開発・生産を行ってきたためです。また、北海道は広く、地域によって生育環境が異なり、各地域の生育環境に適した品種があるためです。
馬鈴しょは、品種によって出荷時期、食感や風味、形はそれぞれです。JAふらのでは、(株)湖池屋とポテトチップスの製造に関する業務提携をし立ち上げた「シレラ富良野」でポテトチップスを製造しています。
JAふらの産の馬鈴しょは8月〜10月に受入します。貯蔵庫で貯蔵し、製造ラインに投入する前に原料の検査をします。
きれいに洗った後、ヤスリ状になっているロールを回転させ皮をむきます。
馬鈴しょのキズや傷みを手作業で除去し、大きさを整えた後、スライサーで薄くスライスします。
馬鈴しょを水洗いと湯洗いします。余分なでん粉を落とすことが、”パリッ”とキレイに揚がるコツ。
揚がったポテトチップスは、自動選別機を通過後、熟練された人の目で選別します。
袋詰めの際は、酸化を防止するため窒素を充填します。
JAふらのでは、トヨシロ、きたひめ、スノーデン、オホーツクチップ、ワセシロ、リラチップの6品種を使い、ポテトチップスを製造しています。馬鈴しょに含まれるでん粉の量、スライスの厚み、また季節によっても油の温度を細かく調整するなど、おいしい「ポテトチップス」をつくるためにとことんこだわっています。これは、土地を知り、作物の特徴を知っているJAふらのだからできることです!ぜひ、一度富良野の風味を味わってみてください!
JAふらの 阿部さんおすすめ
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※現在特集商品のカテゴリーは終了しております。
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