乳製品会社のチーズ工場で培った技術をもとに、自らの工房を開いた角谷誠さん。バラつきがなく安定した品質を保つため、40数年来、カマンベールチーズを一筋に作ってきた。３年程前からは娘の夫である大井剛さんがその思いを継ぎ、工房を任されている

「チーズは微生物が作るものです。私は、美しい白カビが生えそろい、滑らかな舌触りになるように水分を調節するなど、環境を整えることでお手伝いをしているだけです。15年以上関わってきて、ようやくチーズのことが分かりかけてきましたが、まだまだ奥が深いですね」と話す。

チーズは、食べごろに熟成させたものを缶に入れて加熱したものと、好みの熟成時期に食べられる生タイプがある。また、チーズのコクのある味わいに加え、ハーブの香りとペッパーの辛さが程良いアクセントとなっている「カマンベールチーズ・ハーブ」と「カマンベールチーズ・ペッパー」が新しく登場した。